水へのこだわり

「酒・米・土・水・木」水は味と香りを決める酒造りの要

酒造りにおける酒質への寄与率からすると、米、酵母も然る事ながら、まず水の寄与率が最も高いと考えております。

もちろんどれが欠けても良いというものではなく、全て納得できるものが揃わなくてはなりませんが、水質が変化したとすると日本酒における味、或いは香りの微量成分への影響は計り知れないものがあります。

今ある恵まれた自然環境を如何に守り、育て、更に良い姿で次の代に伝えることが大きな責務であると考えます。代々の先祖が培ってきた精霊な水の恵みに感謝。

こだわり その壱
800年以上変わらない井戸の位置

800年以上変わらない井戸の位置

外井戸が一つ、内井戸が二つ、嘗ては外井戸がもう一つあったそうです。水質・水量共に安定しており、かつてはご遠方の蔵元さんまでが大吟を仕込むために水を取りに見えました。

私たちの酒造りを支える大切な財産の出発点です。

こだわり その弐
全ての工程で伏流水を使用

全ての工程で伏流水を使用

当蔵の仕込水、洗い用、全ての水は伏流水のみを使用しております。水道水は洗浄用を含め、使用出来ません。

地層と言う幾重にも重なったきめ細やかな深い自然のフィルターを長い間通って来た木目細やかな伏流水だけを使用する事ができます。

こだわり その参
安心・安全な水質

近年になって自然環境の大切さをやっと認識するようになって参りましたが、水道水を飲んでも分かるように、一度変わってしまった水はどんなことをしても元に戻すことは出来ません。

近海の海洋生物の生態系への影響には、川上の森林伐採が一因していることは周知のとおりですが、伏流水の水質が変化したとすると日本酒における味、或いは香りの微量成分への影響は計り知れないものがあります。

今日まで代々の当主が長年の英知と伝承から大切に水を守り、伝えてくれたものだと、今はただただ感謝するのみです。

今ある恵まれた自然環境を如何に守り、育て、更に良い姿で次の代に伝えることが大きな責務であると考えます。

水質の良い水は仕込みにはもちろん、料理、お茶を点てても、紅茶、コーヒー等々でも素材の良さを存分に引き立て、ものの見事に季節感を堪能し、至福の一時を与えてくれます。

安心・安全な水質
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