良い米は良い土があってはじめて良い穂を 結ぶことが出来るわけですが、 その土質が極めて重要で、 良い土を育てるには大変長い年月を要します。 次元は異なりますが、 人間と同じように体質改善を行おうとすると 1年、2年という短いタームではとても不可能です。 緑の多い日本では 田圃、畑、山、雑木林(最近は少なくなりましたが)等々が あまりにも恵まれすぎているためか、 その有り難さをつい忘れがちですが、 それぞれの良い土壌を得るためには 少なくとも10年、15年、20年という年月が必要になります。
祖父は大変拘りを持った人だったので、 農薬や化学肥料が発達した時代に於いても 相変わらず、今日でいうところの完熟堆肥にあくまで拘り続け、 雪解けの一番早い田圃であることが なにより気に入っていたようでした。 地力のある田圃は地温が高いのです。 土づくりは 何世代にも渡ってやっと出来てくるものだと思っております。 これからも先祖が残した貴重な「土」を守り、育て、 土という自然のすばらしさ、パワーを 次代へのメッセージとして伝えてゆきたいと思っております。