「酒・米・土・水・木」は当蔵に伝わる家訓の一つです。

良い酒は良い米から、良い米は良い土から、
良い土は良い水から、良い水は良い木から、
良い木は蔵を守り酒を守る

と言うことが代々日常生活の中で伝えられて来ました。
近年やっと環境というものに多くの人々が気づき始めましたが、
昔の人々は長い経験とその鍛えられ、
研ぎ澄まされた勘の中から、
体験的に自然環境というものを熟知していたようです。

酒造りをすればするほど自然の尊厳のすばらしさ、
その偉大さに敬意の念を抱くようになります。

 いつの間にか酒造りは自ら酒を醸すのでは無く、
醸させて頂くという心に到達致します。

 今までに非常に多くの米作りを試みてきました。
美山錦、五百万石、山田錦、山田穂(山田錦の母親)、日本晴、
キヌヒカリ、八反、雄町、渡船(茨城県の酒米)等々。
この中で最終的に残ったのは
美山錦、五百万石、山田錦、山田穂、日本晴の五銘柄です。

 そして、今はこの五銘柄のほかにもう一つ、
今から2000年前の古代米が加わりました。
正確には紀元元年から紀元前400年前の米です。

この写真は、2000年前の古代米の育苗中のもので
根が出始めたところです。
今はこの苗も20センチ程にすくすくと成長しております。